仕事に応募する

自分の希望する役割を獲得するためのヒントとアドバイス

就きたい仕事を見つけたら、実際に働くということが始まります。このセクションでは、やりたい仕事に就けるチャンスを最大に高めるために必要なステップを説明します。

ステップ 1 :リサーチ

自分が仕事を始めたいと望む企業について理解を深めるほど、面接官に好印象を与えられるチャンスが高まります。以下のことを確実に行いましょう:

  • 組織をリサーチする:組織が何をしているのか、組織の持つ価値観、自分がなぜその組織に合っているのかを理解するために、組織のウェブサイトと競合他社のウェブサイトを確認しましょう。
  • さらに詳しく知りたい場合は、組織に電子メールを送信するか電話をしてください。役割に関して質問がある場合は、手短に電話を入れたり電子メールを送信たりしても問題ありません。第一印象が重要なので、礼儀正しく、落ち着くことを忘れないでください

ステップ 2 :採用につながる履歴書(CV)を作成する

ほとんどの雇用者が応募者の職務経歴書や履歴書(CV)を要求します。履歴書とは、応募者の経験やその他の資格についての概要を記載する書面を指します。ほとんどの求人広告には、職務内容と、該当する役割を果たすために必要な経験、スキル、資格、人間性の概要が記されています。自分の履歴書(CV)には求人広告に記載されている点をいくつか強調するように心がけましょう。オーストラリアの履歴書(CV)には通常応募者の写真はないので、特別に要求された場合を除き、写真は貼付しないようにしましょう。

ステップ 3 :カバーレターを書く

職務内容の多くは、履歴書(CV)と共に、1ページに収まるカバーレターまたは添え状を要求します。カバーレターとは、自分を「売りこむ」ことと、自分がその仕事に最も適任であるとアピールすることを目的とした、自己紹介の手紙を指します。職務内容や求人広告に直接回答する独自のカバーレターが、応募する仕事ごとに必要となります。

ステップ 4 :応募書類を提出する

応募の締め切り日を確認して、余裕をもって準備するようにしてください。好印象を持ってもらえるので、早い段階で提出しましょう、そして雇用者は早めに履歴書に目を通しはじめる場合があります。求人広告で要求されている内容をすべて記載したか確かめましょう。内容に不備があると(例として、身元確認のための参考人、カバーレター、その他の付属書類 などが挙げられます)、雇用者はまず応募書類には一切目を通しません。

自分用に応募書類のコピーをとっておくことを忘れないようにしてください。面接を受けることになった場合、面接の準備をしたり応募書類を参照したりするために、自分用のコピーが必要となります。

ステップ 5 :面接を受ける

もし面接を受けることに慣れていないのであれば、面接で委縮するかもしれません。

面接のためのヒントのトップ10

1

準備する

面接会場に行ったことがないのであれば、十分な時間を取れるように、事前に出向いて時間を測ってみましょう。もし時間を測ることができなければ、どこに行けばいいのかを見つけるために、必要な時間よりも最低30分は早めに面接に向かうようにしましょう。

2

友人と一緒に練習する

面接で聞かれそうな質問を友人と一緒に事前に練習しましょう。

3

相応しい服装をする

応募している役割を考えて、その役割にふさわしい服装をしましょう。オフィスワークにはビジネス向けの衣類を着用し、その他の仕事には清潔できちんとしたシンプルな服を着用しましょう。外見には特に気を配りましょう。

4

前日の夜に持ち物をバッグに入れる

応募書類、履歴書、聞きたい質問のリストなどをバッグに入れておきましょう。(もし適切と考えるなら、参考人、仕事のポートフォリオなど他の資料を持参することもできます。)

5

早めに到着する

15分早めに到着しましょう。早めに到着するということは、単によりリラックスできるということを意味するだけではなく、あなたの物事をまとめる力を示すことにより、雇用者に良い印象を与えることができます。もし遅れる場合は、できるだけ早く雇用者に電話をしましょう。

6

携帯電話の電源を切る

面接での重要な場面で携帯の呼び出し音が鳴るというのは絶対に避けたいことでしょう。

7

素直でいる

あなたの業績、スキル、過去の経験について事実を話しましょう、ただし過去の雇用者を絶対に批判しないようにしましょう。

8

はっきりと話す

自信を持って話し、簡潔で要領を得た回答をしましょう。質問が理解できなかった場合は、質問を確認しましょう。回答を出すのに考える時間を少し取っても問題ありません。

9

質問をする

面接は双方向のプロセスです。その仕事にあなたが適しているか確認し、仕事の内容についてより詳しく知るための質問をしましょう。

10

面接を楽しむ

誰でも緊張するので、深呼吸を何度かして面接の体験を楽しんでみましょう。たとえ採用に至らなくてても、すべてよい練習となります。